2021年8月13日金曜日

栽培方法によって味が違う。自然栽培2年目で気づいたこと。

貸農園を借りて2年目。

1年目ほどの勢いというか熱量はないが、変わらず野菜作りをしています。

自然栽培をしていて、無肥料、無化学肥料で野菜を育てています。

種にもこだわっていて、固定種や在来種を使うようにしています。

とはいえ、値段が高かったりもあり、近くのお店で種を購入することもあったり、

苗を購入することもあります。

もちろん、苗も農薬散布していないものを買うようにしていますが、

なかなかなくて難しいのが現状です。

結局、安全なものは市場に出回っていなくて、簡単に手に入らなくて、自分で一から育てるしかないんですよね・・・

 

この2年、貸農園で地植えで試していくうちに、色々発見がありました。

周りで育てている人達は、農協で苗を買ったり、ホームセンターで苗を買ったりしています。

中には種から育てている人もいますが、少ないです。

牛糞などの肥料を使って有機栽培?として育てている人もいれば、農薬とか化学肥料を使っている人もいます。

その方達の畑を見たら、野菜が大きく育っています。

日本の市場に出回る品種や種は、F1・ハイブリットの物が多く、早く育ちます。

ある程度まとめて同じ物を作っている方が多いです。


私はというと、色んな物を少しずつ育てていて、しかも種からなので、周りの人に比べるととっても、成長が遅いのです。

それに、中には、あまりに遅すぎて、季節が変わってしまい、育たなくなることも。

実がなる物は、たくさんできなかったりします。大きく育たなかったりもします。

葉物は比較的、種からでも収穫できるので助かっています。

ただ、食べるとやっぱり、少なくても自然栽培の物がいいとつくづく思うのです。


今年、たまたま、貸農園の人からトマトを貰い、食べる機会がありました。

それは、とっても大きいトマトで、私の畑からはできた事がないサイズ。

色はあまり赤くなかったので、家で常温で陽のあたる所にかなりおいておきました。

食べてみたら、甘くなく、皮は残る。

また、父からもらったトマトの苗。わき芽から作ったものを私はもらい畑に植えました。

すると、同じ品種、いや、同じトマトなのに、味が違うのです。

サイズはそこまで変わらないですが、やはり私のトマトは小さめです。

味も私のトマトが甘いのです。

成長は私のが少し遅めでしたが、種から育てたものに比べたらやはり早かったです。

なぜ、ここまで味が違うのが不思議でならないのです。

自然栽培で、肥料を与えられていない方が甘く育つ。その理由はなんなのか??

と考えてみました。

成長の時間。それは間違いなく違います。ゆっくり育つのが美味しくなるのかもしれないです。どこかで読んだら、細胞の細かさのように書いてありました。

あと、葉物は、なかなか腐らないです。それにハーブとか香りのするものは臭いがプンプンします。

肥料を多く使った野菜は溶けるんですよね。スーパーで買った物とか溶けたりしました。

実は、有機栽培の野菜も溶けるんですよ。ネットで有機栽培の野菜を定期購入していた時期がありましたが、溶けたんですよね。

自然栽培の野菜は、葉物とか黄色になって枯れていくんです。

ほんと、自然ですよね。森の植物とか枯れていくのが自然です。溶けてたら怖いですよね。ホラーだわ…

幸い、私が育てている野菜は、溶けないです。

貸農園1年目のときは、溶けた野菜もありました。これは恐らく前の方が使っていた肥料が畑に残っているからだろうと考えていました。

2年目になり、溶けることは、あまりないです。1年目からゆっくり育ちすぎて、2年目まで残っている野菜は溶けたりもありました。

ただ、2年目になり、生育が難しいのも事実で、1年目は無肥料でも育ったのは、前の方の肥料が残っていたからかもしれません。

2年目は、雨が多い天候もあってか、ウリ科のものはうまく育ちませんでした。

まだまだ研究するところ満載です。これからも違いに気づいていきたいと思います。